2023年12月30日(土)淡路市志筑 寿司一にて開催

 このたび高55回生同窓会の幹事を務めました出口雄樹と申します。最初に簡単に自己紹介をさせて頂きます。私は旧・北淡町出身で北淡西中学校から伯母(高26回)、母(高27回)の母校でもある津名高校へ進学しました。平成13(2001)年4月に入学し、平成16(2004)年3月までの3年間を津名高校で過ごし、奈良県の大学を卒業後、宮崎県で6年間過ごしたのち、現在は広島県で仕事をしております。

 津名高校時代を思い出すと、夏は暑く冬は寒かった旧校舎、歩くとギシギシ音が鳴る旧体育館、体育のABC申告や津名高体操、修学旅行のマレーシア、汗を流した部活動、友人と遊んだサティ(現・イオン淡路店)や津名高生の食欲を満たしてくれた食堂のちくわ揚げ定食、山本商店のパン類やラーメン、スーパーリベラルのお菓子類…などなど思い返せば、本当に充実した青春の日々を津名高校で過ごしました。

 しかし、卒業から20年近くが経過すると、仕事や家事育児など日常に忙殺され、高校時代を思い出すことも減っていました。そんな中、2023年2月に柏木(旧姓 池田)由美さんより、「卒業から20年の節目の同窓会をやろう。男子の幹事をやってほしい」と打診を受け、自分にできることなら、と思い引き受けました。

「同窓会開催までの行程」

GWに行った幹事会メンバー
第1回打ち合わせ

 今回、幹事を務めたメンバーは私を含めて6人(男子3人、女子3人)です。以下のようなスケジュールで話し合い、準備を進めました。

  • 2月   幹事会メンバー結成、幹事会のグループLINE作成
  • 2月〜  同級生全員のグループLINEを作成し、同級生に入ってもらう
  • 5月   幹事会メンバー第1回打ち合わせ 会場の候補決め、今後の方向性等
  • 8月   幹事会メンバー第2回打ち合わせ 会場の仮決定、連絡の方法等の打ち合わせ
  • 9月末  同級生へ会費・日時・場所等の同窓会の案内をグループLINE、ハガキで連絡
  • 10月末 申込み締め切り、返信のない人への連絡
  • 11月  料理の内容、会場に決定した寿司一さんとの打ち合わせ
  • 12月  座席表、プログラム作成、景品等の購入、送迎バスの連絡などの最終準備
  • 12/30   同窓会当日

 どの同窓会でも「会場決め」と「同級生への連絡」の2点が同窓会開催における、特に労力を要するポイントですが、今回の55回生同窓会の経緯について簡単にご紹介致します。

「会場決め」

 現在38歳である我々子育て世代の年始はなにかと忙しいものの、年末は比較的集まりやすいことから、日程は12月30日に設定しました。また、子どもも参加可能の方が気軽に参加しやすいのでは、との幹事会での意見があり、送迎バス等の利用も可能、場所も広く、座敷で子どもも長時間くつろげる寿司一さんに決定しました。また、子どもが楽しめるようにビンゴの景品をこちらで用意し、子ども用の食事も別料金で用意して頂きました。今回の同窓会開催にあたり、数多くの要望に柔軟に対応頂いた寿司一さんには大変感謝しております。

「同級生への連絡」

 今回、参加者の申込みで利用したのは「GoogleForms」というサイトです。同級生のグループLINEに「GoogleForms」を送信し、必要事項を同級生に入力してもらいました。「GoogleForms」は入力された内容が自動的にリスト化されるので、往復ハガキ作成にかかる金銭的コスト及び返信ハガキを管理・集約する労力のカットにつながりました。

同窓会に向け作成したアンケート

対象者が入力すると自動的にリスト化されます

 同級生232名のうち、LINEでの連絡が難しい人たちへは、「同窓会会員名簿」を利用しました。5年に1度更新され、卒業生が購入可能な「同窓会会員名簿」には卒業生や旧職員の住所が記載されており、「GoogleForms」のQRコードを記載したハガキを送付することで、通常のハガキで回答を得ることができました。

同級生、旧教職員への連絡で使用した会員名簿

「同窓会当日」

 2023年12月30日(土)同窓会の参加人数は恩師2名、同級生42名、子ども9名の計53名です。17時からの受付でやってきた参加者から「久しぶりやなぁ」「変わらんなぁ、元気しとった?」などの声が次々に聞こえます。18時にスタートし、司会は森岡賢一くんが務めました。入学から卒業まで学年主任をして頂いた細谷英樹先生によるご挨拶、幹事を代表して私が乾杯の発声を務めました。

乾杯の発声

 会が進むと、座席関係なく各々が会話をして歩き、写真撮影も行われておりました。中盤で高校生活を記録したDVDを流し、ビンゴ大会で盛り上がりました。終盤になると、我々が津名高祭で合唱した「明日があるさ」を歌い、津名高の校歌も斉唱しました。その後、全体での記念撮影を行い、最後は学年一の盛り上げ上手である、大上貴也くんが締めの挨拶と一本締めを行い、21時過ぎ、同窓会は無事に終了しました。

 二次会にはカラオケへ行きました。参加者の多くが二次会にも参加し、津名高祭で高校1年時に各クラスで合唱した曲を歌ったり、友人同士肩を組んで熱唱するなど、同窓会と二次会を通じて本当に楽しい1日を過ごすことができました。

「同窓会を終えて」

 今回、幹事を務めて1番思うことは、「同窓会幹事をやって良かった」ということです。参加者からは「いろいろ準備してくれてありがとう」とねぎらいの言葉をかけてもらったり、久しぶりの友人から直接不参加の連絡があり、そのまま電話での会話が弾み、再会の約束をしたり、幹事会の打ち合わせで話し合い、みんなで同じ目的に向けて協力する時間を過ごしました。これらのことは幹事だから経験できたことであり、得る物がとても大きかったと感じております。

 同級生である高55回生の皆さんには、不慣れな幹事会を助けて頂きました。この場をお借りして厚くお礼を申し上げます。今度は何年後かわかりませんが、今回参加できなかった人も含めて、再び楽しい同窓会を開催できたらと思います。

 最後になりますが、同窓会は高校時代に戻れる素晴らしい時間です。他の学年の方で「同窓会はやりたいけど、何をしていいかわからない」という方がいらっしゃったら、今回の高55回生の経緯がなにかヒントになれば幸いです。

 以上で高55回生の同窓会報告とさせて頂きます。長文・拙文失礼致しました。