日時:令和7年8月7日13:00~15:00
(場所を移しておよそ17:00位まで)
場所:しゃぶしゃぶ日本料理 木曽路
(明石市大明石町)
今年は丁度、高27回卒業生にとりまして、高校卒業してから50年、阪神淡路震災から30年の区切りの良い年に当たります。この11月には27回生全体の同窓会が予定されています。参加者が大人数になると時間の制約もあって顔合わせで終わったりして、これまでの豊かな人生を振り返って互いに深く語り合うというには少し難しいのが残念です。そこで高校のとき、とても濃密な関係だった吹奏楽部のメンバーで同窓会を開くことにしました。
昭和48年入学者で吹奏楽部に入部したのは15名。その時、初めて楽器を手にした者もいれば中学から継続して取り組んできた者もいて、先輩の指導のもと、互いに助け合って、先ずは7月の黄昏コンサートを目指してロングトーンや音階といった基礎練習から始め、パート練習、全体練習と、とても密で長い時間を、共に過ごす仲になりました。もちろん他にも野球部の応援、運動会での入場行進、卒業式、入学式での校歌演奏、自分たちの演奏会の開催やその準備、合宿練習など、多彩で多岐な活動を共にしてきたので、卒業するころには、すっかり気心の知れた仲間になりました。
そんな素敵な仲間達とお酒でもくみ交わしながら、互いの人生を語り合いたいと思っていたのに、悲しいことに鬼籍に入ったメンバーも新たに出たので、どうしても開きたいと思い、お盆休みに帰省する人も多かろうと思い、急遽、全体の同窓会に先行して開きました。
卒業名簿や知り合いを頼りに電話で一人づつ連絡を取っていくと、ほぼ全員に連絡が取れ、50年振りに懐かしい声を聴くだけで自然に涙が出てきました。まずは都合がつく人だけでも集まろうという事で、参加者が何かと集まり易い所で、明石で参集することにし、8名が参加できました。急な話だったので仕事で都合がつかなかったり、遠方だった方には申し訳ありませんでした。
小規模な同窓会ですが、その分、とても濃い時間を過ごす事が出来ました。酔いがまわらない内にまずは記念撮影をしてから乾杯をし、最初一人5分で50年の各人の人生を振り返って順番に話をして貰いました。卒業後の進路や就職について、仕事、配偶者との出逢い、子育てや孫の事、どのようなライフイベントがあったのか、これまでの仕事や今の仕事の内容、住んでいる所、楽器や音楽との関わり合い、今熱中している事など、話しは多岐に渡り、ますます深く知りたくなりました。当然の事ながら皆、5分では語りきれません。
昔の思い出話にも一杯、花が咲きました。入学して早々に島内4高校吹奏楽部の交流会に出かけた話や、甲子園をはじめ、野球部の応援で県内の色んな球場へバスで乗り込み、応援・演奏させて貰った事。野球部が本当に強くて、自分たちのコンサートが夜あるにもかかわらず、昼間は野球部の応援で島外の球場に行っていたので、夜の演奏会に間に合うのか、上手く行くのか、ヤキモキした事。
世界史の授業中、楽譜を写譜していたのを先生に見つかったのに、何故か一つも怒られなかったことなど、個性的な先生方の話。やはり、高3夏の野球部の甲子園での県大会決勝戦の応援の事や、なんと敗れた相手の洲本高校と帰りのフェリーが同じだったことなど、大盛り上がりでした。
当日、参加できなかった方にも、順番に一人ずつ携帯で電話を懸けて、近況を伺い、それがまた、とても懐かしく感じました。当然の事ながら、時間は足りず、会場を移して語り合う事になりました。
色んな思い出を共有している同窓生というのは本当に有難いと思いました。現代は便利なものでその場でグループラインを作り、参加で出来なかったメンバーも後から、ほぼ全員参加して情報共有できるようになりました。
今回は自然発生的に集まったので調整も不足したのですが、来年はもう少し準備して、美味しいお魚が戴けるところで、お刺身でもつつきながら集まろうということになりました。
(幹事・文責 高27回生 向井 清)

