高67回生 地行 芳輝 

 まず第一に感じたのは挨拶がしっかりとできる生徒が多いことです。着任のあいさつの時に、津名高校に来させていただいたとき、車で通っているだけにもかかわらず、立ち止まって礼をしてくれたのは今でも覚えています。私が高校時代の時もこの習慣はあったので良い習慣が続いていたのをうれしく思います。

 さらに生徒が本当に素直な子が多いです。勉強でもこのような取り組みをしてみたら?と声をかけるとすぐに実践してくれます。部活動でも、監督でもない立場の私の指示もよく聞いて練習に取り組んでくれます。
 しかし、その反面自分に自信を持って行動する生徒が少ないと感じます。私から見ると、もっとやれるのに、と感じることが毎日のようにあります。勉強でも部活でも自分はもっとできという強い気持ちを持って高校生活を過ごしてほしいです。

 次に感じることは、津名高校の将来への不安です。現在、少子高齢化が進み、淡路島島内の高校でも生徒数が減ってきています。このままいけば、近い将来津名高校も統廃合の対象になるという話をよくお聞きします。私は津名高校がなくなってしまうことがすごく悲しいです。
 今年度、ようやく教員採用試験に合格することができました。しかし、次に母校に戻ってきたときに果たして津名高校が存続しているのか不安です。
  私は将来、津名高校で高校野球の監督として甲子園に出場し、津名高校の校歌を響かせることが夢です。そのために教員になったといっても過言ではありません。自分勝手な夢ですが、津名高校OBの方々も喜んでくれる人もいると考えています。私も津名高校存続のために、なにかできることがないか探していきたいです。
 同窓会の皆様も、津名高校存続のためにできることをよろしくお願いします。