高知大学理工学部 渡守 陽紀(高70回生)

 この度、5月24日より三週間、津名高校にて教育実習をさせていただきました。実習を通して、実際に教壇に立ち、生徒に教えることが、想像していたよりも大変なことだというのを肌で感じました。

 生徒に分かりやすい授業を行うことはもちろん、その他にも、時間配分を正確に行い、時間内に予定した内容を終わらせることや、生徒の集中力が途切れてしまわないよう、メリハリのある授業計画を立てることなど、授業を行う上で気を付けなければいけないことが多くありました。

 しかし、先生方にアドバイスを頂き、自身でもどうすればより良い授業にできるのかをひたすらに考えて、少しづつ改善を行うことで、実習終盤になるにつれよりよい授業ができるようになったと感じます。

 また、実習を行う中で教員という仕事の大変さと共に、そのやりがいや楽しさを感じました。特に、担当した授業やホームルームで関わった生徒が、初めましての状態から、廊下ですれ違う時に「渡守先生や、こんにちは。」や、文化祭で「うちのクラスの出し物ぜひ見に来てね。」などと声を掛けてくれるようになったりと、生徒との信頼関係が徐々にできていったことにうれしさを感じ、実習で生徒と関わることができてよかったなと思います。

 この三週間、たくさんのことを経験させていただき、指導教員の今若先生をはじめ先生方には感謝しかありません。本当にありがとうございました。

 最後になりますが、在校生の皆様には同じ津名高校の卒業生として今後のご活躍を心より願っています。

 何事にも臆さず、やりたいことに対して積極的にチャレンジして行ってください。三週間ありがとうございました。