志筑神社例祭リポート

 今年に入り様々なイベントの中止が続いていましたが、最近は少しずつ祭礼や地域行事が、感染防止に配慮した形で実施されるようになってきました。

 去る9月27日(日)には、津名高校にほど近い「志筑神社」で、国家安泰と疫病退散を祈願する例祭が開催されましたので、少しご紹介しましょう。

 例年はだんじりや露店も並ぶ賑やかなお祭ですが、今回は神社役員と氏子ら約60名足らずが参加して静かに執り行われました。

 12時半より、淡路人形座による「戎舞」が奉納され、戎舞の稽古を積んで舞台発表を目指している志筑小学校の児童12人をはじめ全員が観、聴き入りました。ことに酒に酔い杯を重ねる名場面で、えびす様が「コロナが終息し、マスクがいらない生活に速く戻れるよう一献いたそうかい」「来年はだんじりもいっぱい出た、賑やかなお祭りが開催されるようにもう一献いたそうかい」「今年はこれ以上災害が起こらず、粟島之神(あわしまのかみ)の神徳で、早くワクチンが開発されることを祈ってもう一献いたそうかい」とおっしゃると、会場からは大きな拍手が沸き起こっていました。これに加えリポーターも「津名高校の創立100周年記念式典が無事に開催されますように」と、えびす様に向けて祈りました。

 一連の神賑奉納行事、御神幸に続いて「餅撒き」が予定されていましたが、感染防止のために今回は「餅渡し」となりました。

 好天に恵まれ、名物「しずかの大楠」に見守られて、例祭は幕を閉じました。祭には津名高校の卒業生も数多く関わっておられますがインタビュー等は控え、えびす様の祈りが早く叶いますようにと願いつつ、神社を後にしました。

【津名高校同窓会HP委員会 脇】