実行委員会を代表し、また、同窓会長として、2万人の校友に、お礼のご挨拶を申し上げます。

 時代の節目、記憶に残る令和2年に、母校は100周年を迎えました。時の同窓会長として、式典実行委員会の委員長の重責を担いましたが、この日を無事迎えることが出来ましたのは、多くの方々のご協力のおかげです。

 同窓生の皆さまには、ふるさと納税によるものや、現金や郵送による寄付をたくさんいただきました。おかげで目標の3,000万をはるかに超えました。本当にありがとうございました。

 また、実際に企画運営のご苦労頂きました校長先生をはじめとする学校の先生方、事務方の皆さまには重ねてお礼を申し上げます。

 さて、私達が100周年を記念して、関西フィルハーモニー管弦楽団を招聘しようとしたのは、現役の生徒の皆さまに、本物の音楽をプレゼントしたかったからです。

 残念ながら、新型コロナウイルス感染症のパンデミックのため、式典自体を変更せざるを得ない状況になりました。

 その代わりに、同窓会館であるエンジ会館を、100周年記念ミュージアムとしてリニューアルし、末永く同窓生皆の思い出に残る場所にしようという事になりました。これまで多くの校友が集い、育ち、そして世の中で活躍してきた様々な事を顕彰するミュージアムは、母校の誇りとなり、未来に繋がります。

 また、皆さまのご協力で集まった募金で、学校の教室の空調設備や椅子やプロジェクターなどの備品購入など、生徒の皆さまのために使わせて頂きました。

 これらの事業の展開を図ることが出来たのは、淡路市役所のご理解があったからです。ふるさと納税制度はいろいろな評価を生んでいますが、淡路市が実行して下さった制度は、地元高校への配慮でした。地域と共に育つ学び舎が、本来の教育を生み出し育てます。人として忘れてはならない事です。

 淡路市に、代表して、深く感謝を申し上げます。

 最後に、母校が100周年を期に、更に発展することを祈念し、お礼のご挨拶といたします。

 ありがとうございました。

   兵庫県立津名高等学校創立百周年記念式典
実行委員会委員長  髙島 玲子 

                令和2年10月11日